2011年03月19日

津波災害史研究者、山下文男さん

今日の琉球新報にいい記事があったので一部紹介します。
津波災害史研究者、山下文男さん
全文は
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110317_9
を見てください。


9歳だった1933(昭和8)年、昭和三陸大津波を経験したが「今回ははるかに大きい。津波防災で検討すべき課題はたくさんある」と語る。特に、もろくも崩れた大船渡市の湾口防波堤について「海を汚染するだけで、いざというときに役に立たないことが証明された」と主張する。

 同市の湾口防波堤は60年のチリ地震津波での大被害を受けて数年後に国内で初めて造られた。「津波はめったに来ないから軽視されるが、いざ来ると慌てて対応する。それではいけない。世界の研究者でじっくり津波防災の在り方を検証すべきだ」と提言する。その上で「ハード整備には限界がある。義務教育の中に盛り込むなど不断の防災教育が絶対に必要だ」とも語る。



Posted by 名護の自然を守り次世代に伝えたい市民の会 at 06:12│Comments(10)津波災害史研究者 山下文男さん
この記事へのコメント
東江海岸高潮対策事業に反対する「名護の自然を守り次世代に伝えたい市民の会」への公開質問状

1)東北地方太平洋沖地震で多数の方が亡くなっているニュースを見ても、東江区民の生命財産よりサンゴが大事なのですか?
2)津波警報が発令されている間、東江海岸にいましたか?まさか避難していないですよね?
3)貴方方が工事を妨害した結果、砂の投入が行われずに災害が起きた場合は、全責任を負えますか?

以上、早急にブログで回答して下さい。
Posted by 東江区民の命を守りたい市民の会 at 2011年03月22日 00:05
はじめまして。
猫五郎と申します。
「名護の自然を守り次世代に伝えたい市民の会」(以下「名護市民の会」)会員ではありません。
このブログと、同会発起人の一人である有光さんのブログで東江の問題を知り、いろいろと考えさせられている者です。

東江区民の命を守りたい市民の会 さんの言葉にいろいろと思うところがあったので、(不適切とは思いながらも)この場を借りて個人的に「東江区民の命を守りたい市民の会」さんにお聞きします。

質問 その1
東江区民の命を守りたい市民の会 さん、あなたは誰ですか?
公開質問をするからには名乗ってはいかがでしょう。

質問その2
名護市民の会は、東江海岸高潮対策事業に反対しているのですか?
「事業を中止せよというのではなく、新たな情報を元に事業の見直しを求めている市民で」はないのですか?

見直しイコール反対ではないと僕は思ってます。

僕は、東江の件と、今回の震災を通して、防災について、人と自然の付き合い方について、大いに考えなければならないと感じています。
今までと同じことをしていたのでは、悲劇が繰り返されるだけです。

質問その3
東江区民の生命財産よりサンゴが大事と、名護市民の会が主張しているのはどこでですか?
僕はこのブログを端から端まで全部読んでいないのですが、そんな主張がどこかに書いてありましたか?
教えてください。

以下、必ずしも質問ではありませんが•••

津波警報が発令されている間、東江海岸に留まった人がいたとしたら、その人は自分の命を軽視している人(もしくは自然を甘くみている人)だと思います。

名護市民の会発起人の1人、有光さんのブログは人間•珊瑚•他の生き物たち問わず、命を慈しむ気持ちで溢れています。
自分の命を大切にできない人は、他人の命も、珊瑚の命も慈しめない人だと思います。

「貴方方が工事を妨害した結果、砂の投入が行われずに災害が起きた場合」とありますが、震災で「万里の長城」とまで言われた防波堤が呆気なく破壊されています。

東江で予定されている工事がその通りに行われたとして、それで安全が確保されるわけではないでしょう。

むしろ、偽物の安心感を与え、人の命を奪う結果になる可能性すらあると思います。

現在予定されている工事よりもっといい方法(かつ、できれば、海の生き物たちが死なずに済む方法)がないか、これから日本人みんなが考えていかなくてはいけないのではないかと感じてます。
Posted by 猫五郎 at 2011年03月22日 18:05
工事を実力で阻止するって、普通に刑法第234条の威力業務妨害ですよね。犯罪を何とも思わない893やどこかのクジラ団体と同じですね。
その様子では警察にすら通報されていないようですが、東江区民や行政は大人というかおとなしすぎですね。「どんな復讐をされるかわからない」893に対する態度ですね。


・・・と思っていたら、今度は子飼いの珍平を使って、
>東江区民の命を守りたい市民の会 さん、あなたは誰ですか?
>公開質問をするからには名乗ってはいかがでしょう。

「文句がある奴、表に出ろやゴラァ」ですか。誰が法律無視を何とも思わない893に名を名乗りたいと思いますか。


>東江区民の生命財産よりサンゴが大事と、名護市民の会が主張しているのはどこでですか?
>僕はこのブログを端から端まで全部読んでいないのですが、そんな主張がどこかに書いてありましたか?
>教えてください。

これも珍平らしい因縁のつけ方。
「市民の会が護岸工事を実力で妨害し、本来完成していたはずの護岸が未完成のままとなっていたところに東北関東大震災が発生し、津波が東江海岸にも押し寄せた」ことは事実です。



>津波警報が発令されている間、東江海岸に留まった人がいたとしたら、その人は自分の命を軽視している人(もしくは自然を甘くみている人)だと思います。

論理が破綻してます。反対派は逃げて何の痛みもないですが、住民は家や、家族の思い出の品々を抱えたまま逃げることはできないから、3月10日、東江区民にあれだけ非難されたのでしょうに。



>「貴方方が工事を妨害した結果、砂の投入が行われずに災害が起きた場合」とありますが、震災で「万里の長城」とまで言われた防波堤が呆気なく破壊されています。
>東江で予定されている工事がその通りに行われたとして、それで安全が確保されるわけではないでしょう。

これは記事本文にも言えますが、今回の震災で被災した沿岸市民の多くは壊れた堤防の再建を望むと思われますが、ではあなた方はそれに対し、「堤防を再建したって無意味。また地震が起こって少しの津波や高潮で再建した市街がまた流されても、自然を守るためには仕方ない」と言って反対するのですね。自然に対するシンパシーを、少しは人間にも分けてほしいと思うのです。
Posted by 椿 at 2011年03月22日 22:32
猫五朗 様

こんばんは。
一所懸命に書いて頂いて感謝申し上げます。
猫五朗さんの暖かな人柄が感じられます。
私たちの主張していることが明瞭に書き込まれています。

おそらく今回の震災から日本国中の人,さらには世界中の
人々が様々な事柄について,自らの生き方や考え方,自然と人間の関係について考え始めていると思います。
私たちは,誕生して46億年も経つ地球という惑星の表面に張り付くように生活していますが,その地球の地殻は現在でも変動しているという事実を突き付けられました。
これは非日常的な体験でした。
だからこそ,その本質を見極めることが大切だと思うのです。

猫五朗さん,おやすみなさい。
Posted by 市民の会の一員 at 2011年03月23日 00:00
拝啓 椿 様

こちらが反論しようと考えていた内容を、ほぼ全て記入して頂き感謝申し上げます。

常日頃から、シーシェパード(白人至上主義の人種差別団体:結局は金のため:米国やノルウェー等の捕鯨には知らんぷり)やイルカ捕鯨盗撮団体(盗撮映画を全住民に送りつけるストーカー)等の環境テロリストに怒りを感じており、地元の名護にも現れたので投稿した次第です。

「名護の自然を守り次世代に伝えたい市民の会」や現地でテントを張って工事を妨害している団体(同一?)(以下「名護市民の会等」)は、自らの主義主張を通すために実力行使し、事業の見直しと体裁の良い言葉を使っているが、物事を長引かせて事業を頓挫させようという魂胆がミエミエです。環境を語れば、自分達が正義というような考えが気に入りません。北部土木事務所も、可能な限りの環境対策を施しているように見られます。

日本は法治国家ではないのですか?名護市民の会等は、北部土木事務所の横暴を止めるみたいな活動をされていますが、市民・県民から選ばれた名護市議会、沖縄県議会、国会で認められて始まった事業のはずです。公共工事に限らず、全ての人がオールイエスな事は決してありません。全区民で住民投票をやっても、工事賛成が過半数をしめるはずですが、名護市民の会等は聞く耳を持たないのでしょうね。

行動を行うからには、責任を負わなければなりません。名護市民の会等による妨害で工事が行われないならば、今後の生命・財産への被害に対して全責任を負うべきです。事業中止を求めているのではなく、見直しを求めていると反論するかもしれませんが、見直し期間中の被害に対してもしかりです。

最後になりますが、私が一番気に入らないのは、このブログの管理者ですね。他者(北部土木事務所)には回答を求めるくせに、このブログへのコメントには知らんぷり。まぁ、気付いていないかもしれませんので、今後も記入し続けます。
Posted by 東江区民の命を守りたい市民の会 at 2011年03月23日 21:00
座り込みして訴え中の市民の会メンバー、千春です。

私にも伝えたい思いがありますので、
個人ブログでライブ更新を行っています。

このブログを閲覧してくださっている皆様、
私のところも読んでください
ご意見も批判もすべて勉強になりますので歓迎いたします

誹謗中傷はノーサンキューです
一日中を現場で過ごし、
目下のインターネット環境は携帯電話1台のみなので、
コメント返しするお相手は選ばせていただきます
たぶん、よほど心を動かされるか、よほど参考になるご意見でないと、
読んでスルーするしかないでしょう

ブログも複数更新、メールや電話も使って広げています。

私のできることは、現場を見届け、個人が出来る範囲での記録と意思表示とコミュニケーションだと思うので、気になって現場を離れられません。

ご存知でしょうか、ご経験あるでしょうか、
早朝から夕方まで屋外に身を置くことは過酷です。
そのつらさを感じなくなるほどの強い思いがあるから出来てしまっている、
自分だけの考えで体が動くものではない…
沖縄の自然から使命を託されたように感じています。

「私の血のルーツ、魂のふるさと沖縄のために役に立ちたい沖縄にはいつも救ってもらうばかりだから、私にも恩返しさせて欲しい」
と40年願いながら生きてきた県外のウチナンチュです。
人生の折り返し地点に来てやっと私にも役割が見つかったことに感謝しています。

守りたいのは海だけでもサンゴだけでもありません。
いちばん守りたいのは、ウチナンチュとしての私のアイデンティティです。
私のだけでなく、
島で生まれ育ったみなさん、
これから生まれ育っていく子供たちの誇りが
傷つき病みかねない現実を知ってしまったので、
困難でも、頭がおかしいと思われても、ずっと「」や「」を表現していきます。

海はすべての命の生みの母です。
海を傷つけ汚すことは我が身を傷つけ汚すことです。
それが真実であることはひとりひとりの魂が知っているはずです。

ハードによる防災の限界が明らかになったいま、
災害時にどれだけ有効かどうか事業主にもわからない&貴重な自然環境かつ歴史文化遺産である300年前後も代を重ねて成長してきたハマサンゴや周囲の生態系を破壊する現工法
が、真剣で誠実な議論もないまま「もう決定したから」というだけで進められるのは正しくありません。
理想追求と問題提起は常に必要です。
Posted by 亜衣 at 2011年03月25日 04:56
東江区民の命を守りたい市民の会様
椿様

ご自身の身分を明かさずに「公開質問状」を出しても有効ではないことは、ご自身でもお分かりと思います。

しかし、個人のご意見としてなら、私も個人としてレスさせていただきます。

>常日頃から、シーシェパードやイルカ捕鯨盗撮団体等の環境テロリストに怒りを感じており、

現場にいらっしゃればお分かりのはずですが、私たちは力も人数も少ない市民の集まりです。
2/14に強行された砂入れに緊急で対応すべく立ち上げられた団体です。
私たちにあるのは、愛する沖縄ヤンバルの未来への宝を残すために頑張る、という強い決心だけです。

>地元の名護にも現れたので投稿した次第です。

名護市民のおひとりなのでしょうか。
ゆたしく先輩。
ぜひ活発な議論をしていきたいと個人的に思います。
互いに啓蒙しあえる健全なコミュニケーションを期待します。
私はほぼ毎日、ほぼ一日中、東江の現場にいます。
会いに来てくださるのを楽しみにしております

>「名護の自然を守り次世代に伝えたい市民の会」は、自らの主義主張を通すために実力行使し、事業の見直しと体裁の良い言葉を使っているが、物事を長引かせて事業を頓挫させようという魂胆がミエミエです。

>事業が順調に進むことで利益を得る一部の方はいらっしゃるでしょうが、
私たちは事業を頓挫させても一銭も貰えません。
混乱させるメリットも理由も私たちにありません。
まさに「手弁当」、主に現場近くのお店で購入した飲食物で朝から夕方まで粘っています。
各自の経費は各自が自腹を切っています、まさに身銭です。
限られた自分のお金・時間・気力体力・若さと美容を投じてでも訴えなければいけないと感じるから迷いはありません。
私を見た方にはわかることですが、あれだけ重ね着してガードしても、曇りや雨の日でも、一日中戸外にいますと日焼けしてしまいます。
まさに若さと美容を削っています。
婚活中だというのに
ついでに就活中でもあります。
東京での仕事は無期限休暇となりましたので、3/25現在の所得は0です

しかネット環境がないため字数制限が…
続きます
Posted by 亜衣 at 2011年03月25日 05:24
続きです。
>環境を語れば、自分達が正義というような考え

そう解釈されてしまったなら残念ですが、私たちがそんな考えを持っていないことは、現場にいらした方々には伝わっていると感じています。
礼儀正しくコミュニケーションを取ろうとしています。
感情的な言葉を出ししまった後には反省して謝罪しています。
現場で作業を行うみなさんを糾弾することはしない、
というのが会の方針です。

>北部土木事務所も、可能な限りの環境対策を施しているように見られます。

「現工法」を前提としたベストは、ベストを尽くしているとは言えません。
臨機応変に、常にベターを追求していく姿勢を行政に期待します。

>日本は法治国家ではないのですか?

法治国家です。
初日までは思い余って立ち入り禁止の工事現場に入ってしまい、地元警察の方からご指導を受けました。
2日目の3/24からはフェンスの中には入らないことに改めています。
海中の撮影や海水採取は、先日の「公開質問状への回答」の際に許可を得ています。
初日の3/23には、汚染防止幕を下げて沖への砂汚染を防いで作業する、という約束が守られませんでした。
バタバタしていたためのミスはお互い様、今後は互いに気をつける、だんだんルールができて前向きな話し合いができる雰囲気も生まれることと思っています。
>名護市民の会等は、北部土木事務所の横暴を止めるみたいな活動をされていますが、市民・県民から選ばれた名護市議会、沖縄県議会、国会で認められて始まった事業のはずです。

名護市議会で継続審議中です。
名護市長の発言(過去記事参照)もあります。
問題提起する権利は常にあります。
現工法に賛成も反対も、両方が民意です。
行政は民意を反映させるための機関であるのが原則でしょう。
行政が権力を公私して民意を弾圧するようなことは日本でも沖縄でも許されないことです。
発言の自由は憲法で保証されていますから。

>公共工事に

からしかアクセス出来ないため字数制限でこれ以上表示されません。
私の機種では1000字が限界です。

現場にいらっしゃってください
意見交換会の継続的な開催が難しいなら、
現場で個人間でミニ意見交換会をやりましょう。

私も泣いたり怒ったり歌ったり叫んだり撮影したりネット投稿したり多忙ですが、前向きな議論や意見・気持ち交換は歓迎いたします

以上、1会員千春より個人的なレスでした。
Posted by 亜衣 at 2011年03月25日 05:51
椿様
1会員千春より個人的にレスさせていただきます。

>工事を実力で阻止するって、普通に刑法第234条の威力業務妨害ですよね。

実力と言うほどの力はないと
3/23、砂山に身を晒したのは最大人数が私を含め4人、最小で1人きりだったのはご存知でしょうか?
現場の作業の方はご存知です。
そして、3/24からは違法なアピールは自粛しています。

>その様子では警察にすら通報されていないようですが、東江区民や行政は大人というかおとなしすぎですね。「どんな復讐をされるかわからない」893に対する態度ですね。

通報はあったのではないでしょうか、
警察の方がご指導にいらっしゃいましたので。
…復讐する力なんかないことも現場の方々はよくご存知です。
気にして覗きに来てくださっている地元の方々にもお分かりと思います。
私は身長150センチしかありません。
座り込み参加者には女性も多いです。
若くもありません
>・・・と思っていたら、今度は子飼いの珍平を使って、

よく知らないのですが、その表現は誹謗中傷にあたるのでは?
真剣な議論をするなら誹謗中傷はダメです。
私も思い余っての暴言を我慢して歌に代えることにしましたので、
椿様も今後はお気をつけくださいね
>
>「文句がある奴、表に出ろやゴラァ」ですか。誰が法律無視を何とも思わない893に名を名乗りたいと思いますか。

あの、もしかしたら2ちゃんねら~ですか?
その表現…
2ちゃんねる内では共通言語かもしれないけれど、外の世界では通用しないですよ…

>これも珍平らしい因縁のつけ方。
>「市民の会が護岸工事を実力で妨害し、本来完成していたはずの護岸が未完成のままとなっていたところに東北関東大震災が発生し、津波が東江海岸にも押し寄せた」ことは事実です。

全島に津波警報が出たけれど、結局沖縄には津波は来なかったはずですが?
あの時は日本列島全海岸に津波注意報が出ましたよね。
震災2日目まで私は千葉県に居りました。
余震が続き、どこに避難すべきか屋内待避が正しいのかの情報もなく、2日間眠れずに靴も脱げず着替えも入浴も出来ませんでした。
不安に苦しみながら、津波に怯える東江の皆さんのことを思いました。
不安の原因は情報不足または誤りだと体験して実感しました。
体験から学習すべきと強く思います。

以上、1会員千春より個人的レスでした。
Posted by 亜衣 at 2011年03月25日 06:15
椿さん
東江区民の命を守りたい市民の会 さん
市民の会の一員さん

僕の書き込みに対して思ったところを書いていただいてありがとうございます。

特に椿さんの心には強烈に響いたみたいですね。


沖縄のきれいな、豊かな海が、大規模に埋め立てられてゆくのをいくつかみました。

とても悲しく思いました。
これからも消えてゆくのだろうな、と思ってます。

今回、工事を身を張って止める姿は、あまりに衝撃的で、あまりに純粋な行動に、僕の目に写り、心を揺らされました(今も同じ認識です)。

縁もゆかりもない地で、海の中をのぞいてみて、そこに素晴らしいものを見つけ、大切だと思い、すぐさま工事を身を張って停めた。

すごい純粋な人だな、と思いました。


同時に、負けないくらい沖縄の自然が大好きな僕に、ここまでできるだろうか?と思いました。

現時点での答えは、「できないかもしれない」です。

仕事もあるし、養わなければならない家族もいます。
なにより、そんな度胸がない。

同じ立場ならどうしただろう?

「おじい」やカクレクマノミなど、そこにいる生き物たちの姿を撮り、名護のみなさんに提示する。
もし僕が沖縄にいたら、これはすぐにやったでしょう。

でも、活動のスタートが今回のタイミングだったとしたら、結局、埋め立てられながらの写真展示になった可能性が高い。

とても悲しい気持ちになったでしょう。

そういう意味で、名護市民の会の気持ちが理解できます。



今回のように、工事を身を張って止めることが犯罪なのかどうか、僕には正直、わかりません。
刑法234条、今回、初めて読みました。

犯罪成立の要件も、人生で初めて調べました。
1時間程度の勉強ですので、断定するのは保留しますが…軽率にも現時点での個人的解釈を思い切って書き込みます。
(僕はあとで、書き込んだことを後悔して恥じ入ることになるかもしれません)

刑法234条から、構成要件には該当しそうです。

が、違法性阻却事由の不存在の判断の段階で、検討が必要にならないでしょうか?
刑法37条をみてみてください。
今回の件は、緊急避難の条件を満たしているようにみえます。

 自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるためやむを得ずにした行為で、かつその行為による害が危難による害を超えないこと、事態が急迫していること、それが唯一の方法であること。これらを満たしているようにみえます。

もし、違法性があると判断されても、有責性について、これまた議論の余地がありそうです。

でも、僕は法律の専門家ではないので、本当のところはわかりません。

僕が言いたいのは、今回の行為が犯罪だと断言するのには疑問があり、必要なら専門家に任せるべきではないかということです。


今回の件、理想的には、工事が計画された段階で東江を含む名護市の住人に情報を提示し、専門家を交えて広く意見を求め、議論の末、工事の是非を決定できればよかったのかもしれない。

でも、これを実現することは可能だったのでしょうか?

東江の住民はこの工事について計画段階でどれだけ知っていたのかも、知りたいところです。


長く書きすぎて、まとまりがなくなってきました。
(疲れました)


でも、今回の書き込みの最後にさらに一言。

みなさん、それぞれに言いたいことがあってここに集っています。

椿さんも含め、主張はぜひとも聞きたいです。

ただ、主張というか、議論の仕方には一定のルールがないと、とんでもないことになる。

まずは、そこにある「事実」と、その事実から導き出される「解釈」を、別々に提示するところから始めてはいかがでしょう。

これを守らないと、足が地についた議論ができない。
主張と感情だけが飛び交い、結局物別れに終わる。

具体例をあげますと、

「堤防を再建したって無意味。また地震が起こって少しの津波や高潮で再建した市街がまた流されても、自然を守るためには仕方ない」と言って反対するのですね。

これは、椿さんの解釈です。

「今回の震災で被災した沿岸市民の多くは壊れた堤防の再建を望むと思われますが

これも椿さんの解釈です。

僕は全てのニュースに目を通しているわけではありませんが、現時点で堤防の再建を望む声がある事実を確認できてません。

例の万里の長城についての朝日新聞の記事で(まだASAHI.comで読めると思います。)、被災した住民が、あれほどの巨費と時間を費やして出来上がった立派な防波堤が呆気なく津波に壊され、今後どうしてよいのかわからない、と途方にくれた、という記事ならみました。


椿さんは、地元住民が堤防の再建を望むとする自分の解釈を土台にさらに続けます。

「ではあなた方はそれに対し(以下省略)

事実ではない、個人の解釈を土台に議論を進めても、何も生まれてきません。


椿さんがこれを読んだら、感情を害したかもしれませんね。

僕が椿さんの立場で、名護市民の会への反論を書いて、議論の仕方の例として提示する方が、椿さんには受け入れやすかったかもしれません。

でも、僕も珍平と呼ばれてしまったので、そこまでお人好しにはなれそうにありません。

どうせするなら実りのある、充実した議論がしたいです。

今、埋め立てが進行しているそうですが、みんなで考え、よい未来につなげたい。
そう思います。
Posted by 猫五郎 at 2011年03月25日 23:41
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